肝臓の機能について:

「肝臓病克服のキメテ」 菜根出版 甲田光雄より

肝臓の位置

肝臓の位置は上のように右乳房の下あたりに位置し右横隔膜の真下にある。(右葉)左葉は右葉に付くように左横隔膜に付着しているが右葉と左葉で一つの物として機能します。

大きさは約1kg身体の中ではもっとも大きな臓器(心臓250g、膵臓100g)男性(1〜1.3kg)女性(0.9〜1.2kg)とかいているが(10年前)いまは体格が大きくなったのか1.5kg平均というのがおおい。

人間の肝臓の色はといってもテレビと本しかみていないが牛や豚の肝臓と同じ色です。

肝臓をたてに割る溝があり右側を右葉左側を左葉とよぶ。

肝臓は肝小葉の構造単位の集まりといえる。

下の図のように肝細胞索が放射状に並んでおりその中心には中心次葉脈がまた肝小葉の周囲には末梢の門脈、肝動脈、胆管が入っている「門脈域(グリソン鞘)」があります。

肝臓の構造(病気の地図帳講談社より)

 

別冊NHKきょうの健康これだけは知っておきたい肝臓病より

いろいろな消化管から栄養物を吸収し門脈に集まり肝臓に流入し肝動脈の動脈血と混ざり

肝細胞索と肝細胞索とのあいだにある類洞をとおり肝細胞との間で物質の交換をし(吸収代謝)老廃物は胆汁をとおし排せつされるし、脂肪は HDL,LDHのかたちで体中にだされる代謝が狂うと脂肪を肝細胞の中に溜め込み脂肪肝となり正常に代謝が出来ない状態になる。

その後血液は肝静脈から下大静脈に入り心臓にもどる。

門脈の位置


 

肝臓の機能について

肝臓は分泌器官であり胆汁を分泌する

肝細胞でつくられた胆汁は、細胞間の間隙に流され、それが集まって管へと集まり、更に総胆管を経て十二指腸へ分泌される。その途中で胆管を経て一時胆嚢内に貯留され、ここで更に濃縮されたものが、食事を摂った際に多量分泌されるようになっている。この胆汁は我々が摂取する食物、特に、脂肪の消化吸収に欠くことのできない大切な役割りを果している。従ってもし急性肝炎とか、胆石症などで胆汁が十二指腸へ分泌されなくなると、脂肪の消化不良を招来するほか、便秘、皮膚黄染(黄疸)及び掻よう感等が起こってくる。

肝臓はグリコーゲンの貯蔵器官である

食物として澱粉質(こめ・麦)あるいは糖分(砂糖・麦芽糖・乳糖)がとられた場合、腸内で消化分解されて、ブドー糖、果糖、ガラクトースの単糖となり、それが腸壁から吸収されて肝臓に到達すると果糖、ガラクトースもここでブドー糖に変えられる。そしてブドー糖は一部グリコーゲンとして肝臓内に貯えられ、必要に応じてプドー糖に分解され・血糖として送り出される。(正常な反応)栄養不良状態のときは異なる。

肝臓は解毒器官である

肝臓は腸管から吸収されたいろいろな有毒物質、例えば、腸内で急激に蔓延する細菌が分泌した毒素などを分解、又は破壊してその毒性を消去させる重要な働きを有している。

昭和二九年に起こった我が国最大の食中毒事件、即ち、森永「ヒ素-ミルク中毒」に罹た患児達の肝臓が皆肥大していたのも、「ヒ素」の猛毒を解消するため、肝臓が必死の努力を続けたことを物語っているのである。解毒反応には、酸化.還元、メチル化、アセチル化及びグルクロン酸、硫酸・シスチン・グリシンなどとの抱合がある。

食品添加物として許可されている安息香(醤油や清涼飲料水に使用)一も肝臓内でグリシンと抱合して解毒されるのである。また麻薬として、よく問題にたるモルヒネも肝臓内でグルクロン酸と抱合して解毒される。アルコールに強い人と弱い人の差は肝臓の強弱如何にかかっているといわれるのも一理がある。アルコールが体内に入って分解されると、アセトアルデヒドが生じるが、これを肝臓で解毒するに要する酵素がよく働く人がいわゆる酒に強い人と云われるのである。

肝臓は血球造成器官である

肝臓においては、古い赤血球が破壊され、分解したヘモグロビンは胆汁の色素となる。他方、鉄分は新しい赤血球をつくるために肝臓内に、貯えられる

肝臓は尿素[CO(NH2)2]即ち窒素物を製造する主要器官である

腸内細菌によってアンモニアが発生した場合、このアンモニアは門脈を経て肝臓に到達すると直ちに尿素に変えられる。それと云うのもアンモニアは生体にとって有毒だからである。肝硬変症も末期になってくると、肝臓ないに血管のバイパスが増える。従って腸内に発生したアンモニアが吸収され、それが門脈を経て肝臓に到達しても、ここで解毒されないままバイパスを通って心臓に入り全身を循環する様になる。その結果アンモニアが脳を犯し、いわゆる肝性昏睡の原因となる。

一方、肝臓が丈夫であればアンモニアが腸内で多量に発生してもそれほど危険はないわけである。吸収されたアンモニアはαヶトグルタール酸と反応してグルタミン酸となり、オキザール酸とアミノ基転位を行ってアスパラギン酸となり、更にこれが、アルギニンとなりアルギニンが尿素とオルニチンに分解される。

肝臓は蛋白質代謝に中心的役割をもつ

我々が摂取する肉や卵、魚だとの蛋白質は胃腸内で消化分解され、最後に.はアミノ酸にたる。それが腸壁から吸収され肝臓に到達すると、ここで血漿蛋白などに合成される。従ってフィブリノーゲン、プロトロンビン、アルブミン、αーグロブリン等が肝内で生成される。なお腸内で蛋白が完全にアミノ酸にまで分解されず、(分子量100万以下…ペプトンアルブモーゼ級の)分子の大きい分解産物も腸壁から吸収されて肝臓に到達した場合ここで蛋白の固定作用が行われる。

肝臓は細胞内に脂肪の予備を貯蔵する器官である

我々が食物として摂取した脂肪は腸内において脂肪分解酵素により脂肪酸とグリセロールに分解されて吸収される。(一部はモノグリセライト、ディ或いはトリグリセライトの形でも吸収される。)

吸収された脂肪酸の多くは腸粘膜でトリグリセライト(脂肪)に合成され、リンパ管を経て血中に入る。そして脂肪組織に送られて体内脂肪として貯えられるのであるが、肝臓の細胞内にも一部摂り入れられる。肝臓ではまた脂肪酸の合成、分解も行われているほか、燐脂質の生成、リポプロテインの生成.放出、なども行われている。従ってこれらの機能に異常が生し、肝細胞内に貯留する脂肪の量が増えてくると、これが脂肪肝と呼ばれる厄介た病気となる。

このリンパ系に流れ込む状態特にPHがアルカリ性なら感染症や炎症を押さえることが可能となるし免疫系の状態をもよくする。

そのため食事の選別、ダイエット(規定食)が重要になる。(酸とアルカリのバランス)

肝臓は体温を維持する器官である

体内で発生する熱量の多くは筋肉及び肝臓に負っている。従って肝臓の働きが正常であれば、暑さ寒さに充分耐えられるものである。

ところが肝臓が弱ってくると寒い暑いに対処する熱発生の調節がスムーズに行われがたくなる。このため暑がり一番寒がり一番といわれる情けない身体になるうえ、暑さに対して疾病に冒され易く、又寒さにあっては感冒その他疾病に冒されることになる。

肝臓はビタミン類の貯蔵、活性化、輸送、分解、合成などに極めて重要な役割を演じている

たとえばビタミンB1は肝臓でコカルボキシラーゼ、チオクト酸に、またビタミンB6はピリドキサールフォスフェィとに合成される。更にまたビタミンKは肝内でプロトロンビンの生成に関与する。我々がもし、胆石症にかかり、その結果黄疸が現れるようた場合胆汁が腸内に排泄されたいため、脂肪の消化吸収が障害されるようになると、それに伴って、ビタミンKの吸収も低下する。すると肝内でのプロトロンビンの生成が低下し、出血傾向が増大するという症状が現れる。

以上で解るように肝臓は我々が生存するために必要欠くことのできない種々様々た働きをしているのである。

だからもし、この肝臓の機能に異常が生じたら、いろいろな症状が現れるのは当然であろう。

肝臓は免疫を司る重要な役割を持つ

肝臓は生体防御にとって不可欠な臓器であり、強力なマクロファージシステム(Kupffer細胞)で武装されているだけでなく,樹状細胞(DC)とリンパ球により盛んに巡回され,常に監視さ(免疫学的サーベイランス)れている。

有事には前駆細胞が肝臓にリクルート(動員)・集積し,抗原を摂取した後,短時間で類洞・リンパ転位を起こし肝リンパ節に遊走する。

肝臓は迅速で適切な免疫応答を惹起でき,肝臓内の抗原に対する局所的防御のみならず血行性の抗原に対する全身性防御にあずかるものと思われる。

また肝内には祖細胞が存在し,肝移植時の免疫寛容誘導に重要な役割を担うと考えらる。

そのため体にはいるウイルスなどや細菌などでおこる感染なども樹状細胞を活性化させると体の免疫系が活発に動くと見られるし、腸の中から再度肝臓にのぼるB型肝炎、C型肝炎ウイルスなども押え炎症をとることが示唆される。

そのはたらきを持つものはイミュトールが間接的に示唆してくれる。


肝臓が悪い時の自覚症状

C型肝炎

エドガー・ケイシー療法

肝臓機能について